こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはショパン作曲の「ワルツ Op.69-2」です。
ショパンのワルツは全部で19曲あるのですが、その中でも初期の作品となり、ショパンが19歳のときに書かれたとされています。
ワルツと聞くと、華やかなイメージがありますが、この曲は中間部こそ少し明るいですが、全体的にどこか儚げで、哀愁が漂っています。
形式はA-B-A-C-A-B-Aのロンド形式。
見ていただくとわかるように、繰り返しが多く、技術的にも難しい部分は少ないので、ショパン入門の一曲としておススメです!
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】 フレデリック・ショパン (Fryderyk Franciszek Chopin)
【調】A:ロ短調(ファ、ド#)、B:ニ長調(ファ、ド#)、C:ロ長調(ファ、ド、ソ、レ、ラ♯)
【指定速度】Moderato(中くらいの速さで)
【拍子】3/4拍子
【音楽用語】①rit.(遅く) ②dim.(だんだん弱く) ③a tempo(元の速度で) ④con anima(魂をこめて) ⑤dolce(甘く) ⑥calando e dimin.(和らいで、だんだん弱く)
無料楽譜
※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます
パデレスキ版のワルツはこちら↓
難易度
2(10段階)
冒頭にも述べた通り繰り返しが多いこの曲ですが、ワルツ特有の3拍子の難しさ。左手の1拍目~2拍目の跳躍。そして、所々弾き辛い箇所が散りばめられています。
難所①14小節目左手和音
13小節目までの左手の法則が崩れるため、意識しないと音を外してしまいます。
poco rit.(だんだん遅く)の指示に甘えて、ここはゆっくり冷静に弾いて問題ありません。
難所②47~50小節目 右手のメロディー
ココのメロディーが絶妙に弾き辛いんですよね。
指遣いをしっかり意識してないと、きれいに上から下へ降りることができません。
右手だけの反復練習を重点的にすることをおススメします!
難所③81小節目 右手の3度
3度はいつだって弾き辛いですよね笑
音がバラバラにならないように、やけを起こさずゆっくり練習から始めましょう!
ここでしっかり決めておけば、少し音の変わる89小節目の3度も問題なく弾けるはずです♪
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