こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはネッケ作曲の「クシコス・ポスト」です。
運動会でも流れる超有名な曲ですね♪
運動会と言えば、オッフェンバック作曲の「天国と地獄」も同じレベルで有名ですが、皆さんはどっちの方がお好きですか?両方ともリズミカルでノリの良い曲ですよね~!
クシコス・ポストは昔は「クシコスの郵便馬車」という曲名で訳されていたみたいですが、クシコスという単語を地名と勘違いして付けられたのではないかと考えられています。
それぞれの単語を正確に和訳すると、
クシコス=カウボーイ
ポスト=郵便馬車
で「カウボーイの郵便馬車」となるようです笑
また、この曲はリスト作曲の「ハンガリー狂詩曲第2番」の後半のメロディーと非常によく似ています。
(7:40辺り~ CANACANA family様より)
ネッケ:1850~1909 に対して、リストのハンガリー狂詩曲が1853年に出版されているので、ネッケがリストの曲をリスペクとした(パクった笑)と考えてよいでしょう。
リストのハンガリー狂詩曲はめちゃくちゃ難曲なので、それが少し手軽に弾けるようになった編曲と考えればみんなハッピーですよね笑
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】ヘルマン・ネッケ (Hermann Necke)
【調】ホ短調
【指定速度】Allegro con brio(陽気に速く)→Presto(急速に)
【拍子】2/4拍子
【音楽用語】特に無し
無料楽譜
クシコス・ポスト / 無料楽譜
※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます
全音ピアノピースの楽譜はこちら(PP-077)↓
難易度
3(10段階)
まずこの曲は8割方オクターブで構成されていて、手が小さい人にとっては物理的に厳しい点があります。
その上テンポが速いので手が大きくてもオクターブの連打は苦戦しますよね。
そもそもの難しさがある上に、要所要所でさらなる難所が出てくるので部分練習も必須です。
難所①9~11小節目
右手のアルペジオ。指遣いとしては『4→1→2→3→5』ですが、これを高速で弾くのは非常に弾き辛いです。ゆっくり弾いたりリズムを変えたりして根気よく練習しましょう!
難所②45~48、53~55小節目
ここも右手が難しい。指遣い1-3の形を保持してそのまま下がれば良いだけなのですが、左手のスタッカートにも気を遣うので、どうしてもズレてしまいますよね。
何度も練習して指に形を覚えこませるか、暗譜して手元をしっかり見るようにするのが良いと考えられます。
難所③最後の2小節
フォルテッシモ(ff)のPresto、絶対に外せないけど外しやすい和音。
もうここは覚えちゃいましょう笑
とにかく最初はゆっくりですね。指定テンポで弾くのはかなり難しいと思うので、めげずにコツコツ練習しましょう!
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