こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはベートーヴェン作曲(?)の「さらばピアノよ」です。
なぜ(?)を付けたかと言いますと、この曲、ベートーヴェンの作曲ではない可能性が高いからです。
・作曲番号が無い
・ベートーヴェンらしくない
という理由から怪しいと言われています。
では、誰が作曲したのかと言いますと・・・分かっていません!!笑
「じゃあ、楽譜の作曲者名は空欄にしとけよ!」
と突っ込みたくなりますが、現在でも売られている楽譜は全てベートーヴェン作曲と書かれています笑
でも、「さらばピアノ」ってタイトル、ベートーヴェンにぴったりな感じしますよね?
耳が聞こえなくなって、自殺を考えていた時期に書いたのかなぁ~なんて想像しちゃいます。
(タイトルからミスリードが起こったのかも?)
でもこの曲、自殺とは程遠い、希望に満ち溢れた曲なんです♪
そんな風景を想像させる、優しく壮大な曲。
別に誰が作曲者だって関係ない!だって良い曲だもの笑
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven)
【調】ヘ長調 (シ♭)
【指定速度】Moderate con molto espressione (中くらいの速さでとても表情豊かに)
【拍子】3/4拍子
【音楽用語】①dolce(甘く) ② legato(滑らかに) ③teneramente(優しく、愛情深く) ④animato(活き活きと) ⑤risoluto(決然と) ⑥dim.(だんだん弱く)
なんとdolceの指示が8回も楽譜に書かれています!
それだけ、あま~い演奏を求められているということですね♪
無料楽譜
※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます
全音ピアノピースの楽譜はこちら(PP-034)↓
難易度
2(10段階)
ゆっくりと堂々とした曲で、簡単そうに聞こえますが、いくつか難所があります。
難所①1~4小節目
左手の和音(ファ・ド・ファ)を押さえながら、途中で1音(ミ)を入れる。
これが慣れるまでしっくりこないんですよね。
何度も出てくるので、手に形を覚えこませましょう。
難所②7小節目
左手のアルペジオ(ミ・ミ・ソ#)
音が離れているのでアルペジオとは言え、かなり弾き辛いです。
指遣いを「5-1-2」にするとかもありかも・・・
※無料楽譜にはミが抜けてたので足しておきました!(ミを入れるのが本当に正しいのか分からないですが・・・)
難所③49小節目~
ヘ長調から変イ長調に転調する箇所。
右手のアルペジオが弾き辛い~~。。。
曲の雰囲気も物悲し気に変化するのですが、非常に綺麗な場所です。
頑張りどころですね!
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