【解説・無料楽譜】ラルゴ(Largo) / ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel)

こんにちは、じゃむです!

今回ご紹介するのはヘンデル作曲の「ラルゴ」です。

題名のラルゴ(Largo)は、速度記号の名前で、「幅広く、とてもゆるやかに」という意味。

数多く存在する速度記号の中でもかなり遅い方です。

 

有名なものと比較してみると

Largo(とてもゆるやかに)<Andante(歩く速さで)<Moderate(中くらいの速さで)<Allegro(速く)

になります。つまりLargoはとにかくゆっくりってことですね!笑

ずっと和音が続く曲なので、速度指定がAllegroになっていたらめちゃくちゃ難しくなると思います笑

 

曲の名前に速度記号付けるってちょっとおかしくないか?と疑問に思った方・・・正解です!正式名称は「オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fù)」

オペラ「クセルクス(セルセ)」の第一幕冒頭の曲のようです。

そこが有名になって「ヘンデルのラルゴ」と呼ばれるようになったみたいですね!

オペラなんで、原曲は歌詞付きってことになりますね。

 

それでは、曲の概要に移りましょう!

曲の概要

【作曲者】ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel)

【収録】オペラ「クセルクス(セルセ)」

【調】ト長調(G dur)

【構成】Largo(幅広く、とてもゆるやかに)

【音楽用語】①portamento(ある音から他の音に滑らかに移る) ②sempre(引き続き)※ ③ritard(だんだん遅く)

※ff(フォルティシモ)が指定されている部分なので、「引き続き強く」という意味

無料楽譜

残念ながら無料楽譜は見つかりませんでした。

原曲がオペラということもあり、「ピアノ名曲110選」の編曲ver.だと考えられます。

全音ピアノピースの楽譜はこちら(PP-076)↓

難易度(ピアノ名曲110選ver.)

2(10段階)

とてもゆっくりと言って侮ることなかれ。

左右共に和音続きで和音が苦手な人は中々苦戦すると思います。

僕自身も和音苦手なので非常にてこずっております泣

楽譜の画像が無いので分かり辛くて申し訳ありませんが、31小節目開始の右手「レ#・シ・レ#」のプラルトリラーが個人的には一番曲者ですね。

これは手が大きくなきゃ中々弾き辛いのではないでしょうか?

(いろんな人の演奏をYouTubeで聴きましたが、プラルトリラーをつけて弾いてる人はほとんどいませんでした。編曲の違いですかね!?)

YouTube演奏動画

サラリーマン30歳から始める趣味ピアノ

陽-ハル-さん

全音ピアノピース版の楽譜を使って演奏されているとのことです。

ほとんど同じだけど若干違う箇所もあるのが面白いですねぇ。

Bonazetaさん

歌詞付きver.

聴いて見たらめちゃくちゃ高い音で歌っててびっくりしました!

人間って凄い笑

コメント

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