こんにちは!じゃむです。
『ブルグミュラー 25の練習曲』13曲目は「なぐさめ」です。
12曲が「別れ」で13曲目が「なぐさめ」・・・前の曲を引きずるなんて、ブルグミュラー先生よっぽど辛かったんだね。。。
また、冒頭に記されている“dolce lusingando”は「甘く、媚びるように」という意味で、ブルグミュラー先生は相当甘えん坊さんだった可能性が示唆されています笑
不思議なのが7小節でフワッと曲が終わり、8小節目から別の曲が始まるような曲の構成。
1~7小節目でなぐさめられて、8小節目から前を向いて歩きだす・・・そんな情景が思い浮かばれます。
ちなみに、曲の最後にすっかり立ち直って明るく終わるのでご安心ください笑
途中、メロディーが右手から左へ、左手から右手へと、交互に入れ替わる箇所もあり、優しい曲調とは裏腹に、中々難しい曲です。
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラー(Johann Friedrich Franz Burgmüller)
【調】ハ長調
【指定速度】Allegro moderato ♩=132~138 (初版:♩=152)
【拍子】4/4
【音楽用語】①dolce lusingando(甘く、媚びるように) ②dimin.(だんだん弱く) ③rall.(だんだん遅く) ④a tempo(元のテンポで) ⑤dimin. e poco riten.(だんだん弱く、速度を緩めて)
無料楽譜
※クラシックピアノ名曲110選様より
難易度
2(10段階)
聴いているかぎりではあまり難しくないのですが、弾いてみると途中メロディーが右手・左手と移り変わり、中々厄介です。
難所①14・22小節目のdimin. e poco riten.
左手のスラーが楽譜をごちゃっとさせて、難しく見せてるんですよね。
しかし、ここはdimin. e poco riten.(だんだん弱く、速度を緩めて)の指示がありますので焦らずゆっくり弾いてください♪
とりあえずスラーは無視して、書いてある指遣い通り、ゆっくり弾けば見た目より全然簡単ですよ!
難所②24節目以降、左右のメロディー変化
24小節目以降から、メロディーが4小節毎に右手から左、左手から右に移り変わるのですが、ここが難しい。
特に、左手メロディー・右手伴奏のパートが厄介です。
左手の音をしっかり出そうと意識しすぎると、右手がバタついてしまう・・・
ここも片手ずつの練習が効果的です♪
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