こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはシューベルト作曲の「楽興の時 第3番」です。
6つの小品から構成される「楽興(=がっきょう)の時」の中でも有名なのがこの3番。
そもそも「楽興」って何?と思い調べてみましたが単語の意味が全然出てきませんでした!
つまり、このシューベルトの曲集のために作られた単語ってことかもしれません笑
(ラフマニノフにも「楽興の時」と和訳された曲集があります)
原題の「Moments Musicaux(フランス語)」は直訳すると「音楽の瞬間」
つまり「楽興」=「音楽」になる訳ですが、オシャレに訳語を作ったということでしょうねぇ♪
シューベルトの曲はどれも長くてとっつき辛いという印象がありますが(有名な即興曲とかどれも10ページ以上あって長い)、この曲は楽譜にして2ページなので、丁度良い長さです!
初版の時は「ロシア風エール」(いまいちピンときませんが笑)と題されていたこともあるようで、親しみやすい曲です。
上野樹里さんや東出昌大さんが出ている大和ハウス「D-room」のCMで使われていたこともあり、知っている人も多いのではないでしょうか?
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】シューベルト (Franz Peter Schubert)
【調】ヘ短調(ラ・シ・レ・ミ♭)
【指定速度】Allegro moderato(ほどよく速く)
【拍子】2/4拍子
【音楽用語】dim.(だんだん弱く)
無料楽譜
※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます
全音ピアノピースの楽譜はこちら(PP-019)↓
難易度
3(10段階) ※全音ピアノピース:C
ページ数が2ページだけで、パッと見簡単そうに見えるのですが、右手は弾き辛い和音や装飾音符がサラッと出てきたり、左手はスタッカートで跳躍したりと、中々曲者です。
難所①4小節目の右手装飾音符
装飾音符「ラ♭シ♭」からの和音「ド&ラ♭」
これが弾き辛い。。
装飾音符からの和音が指の構造上押さえ辛く、バラけちゃうんですよねぇ。
しかし、この曲の主題で何度も出てくるので避けては通れないというのがまた曲者です。
装飾音符であることを一度忘れて、まずは一音一音丁寧に音を鳴らす練習をすると良いでしょう!
難所②33小節目の右手16分音符
ここが非常に難しい。
16分音符の和音であることに圧倒されてバタついてしまいます。
赤○で囲ったように「このレとミは次も使うことを意識して・・・」と、次の和音の音を先読みしておくことが重要でしょう。なんなら暗譜しちゃって下さい!笑
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