こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはロマン・ホフシュテッターの「セレナーデ」です。
ハイドンのセレナーデとして一般的に広まっていますが、本当の作曲者はロマン・ホフシュテッター。
どうやら、ハイドンの名を使って出した方が売れると考えた出版社による嘘(?)により、間違えて広まってしまったようです。
いつの世にも悪い奴がいるもんですねぇ笑
また、原曲はピアノではなく「弦楽四重奏曲」です。
(今回の紹介は、ドレミ楽譜出版社がピアノ用に編曲したもの)
「セレナーデ」=イタリア語で、日本語訳すると「小夜曲」
夜に野外で歌う・演奏する音楽を指し、恋人に向けて窓辺で愛を歌うのが典型とのこと。
今回紹介するハイドンもとい、ホフシュテッターのセレナーデはロマンチックな感じはなく、どちらかというと元気な曲です。
ホフシュテッタ―がこれに歌詞をつけて女性を口説いてたら、中々のセンスです笑
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】ロマン・ホフシュテッタ―(Roman Hofstetter)
【調】ト長調(G dur)
【構成】Andante(歩く速さで) mf→p→mf→pp→mp→mf→pp→ppp
【音楽用語】①cresc.(クレッシェンド) ②dim.(だんだん弱く) ③dim.et rit.(だんだん弱く、だんだんゆっくりと) ④a tempo(元の速さで) ⑤dolce(甘く柔らかく)
無料楽譜
ピアノが原曲ではないので、IMSLPで楽譜は見つかりませんでした。
ピアノ名曲110選 GRADE Aの12曲目に収録されています↓
難易度
3(10段階)
楽譜を引用できないので、上手く解説できませんが、全体を通して左手が常時スタッカートで、音が結構飛ぶので、音を外さずに最後まで弾ききるのがとても難しいです。
特に、70~72小節目は最後の最後に関わらず、左手の形がいやらしく変化するので注意が必要です。
※あくまで、「ピアノ名曲110選」に載っている楽譜(おそらく編曲ver.)を元にしているので、他の楽譜だと違う場合があります。
YouTube演奏動画
②PSearPianistさん
私が弾いているものより音程低いver.
私が弾いているものより音程高いver.
やはり編曲にも色々なバージョンがあるようですが、どれも良いですね!
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