いつもお世話になっております。じゃむです!
今回ご紹介する曲は、ロベルト・シューマンの「トロイメライ」です。
シューマンの中で最も有名と言っても過言ではない名曲。
ゆったりとして美しい旋律は、どこか懐かしく、そして幻想的な世界にいざなってくれます。
トロイメライとはドイツ語で「夢想」と言う意味で、まさにぴったりですね♪
私が初めてこの曲を聞いたのは、「アリナミン」のCM。
笑う強さを人は持てる~
という歌詞付きのトロイメライが流れていたのを今でも良く覚えています。(2004年頃のCMなので、知らない人も多いかも…)
歌手、吉田美奈子さんが「STAY ~トロイメライより~」というアルバムで出している曲なのですが、残念ながら歌っている動画や、アリナミンのCMは検索しても出てきませんでした。
気になる方は、色んなCM曲をまとめたCD「オレンジ村から春へ」の40曲目に収録されてますのでチェックしてみて下さい♪
少々本題から外れてしまいましたが、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)
【収録曲集】子供の情景 Op.15-7
【調】へ長調(シ♭)
【指定速度】♩=100
【拍子】4/4拍子
【音楽用語】ritard. (だんだん遅く)
13曲から構成される曲集「子供の情景」の第7曲目。
シューマンは子供を対象とした練習曲集「こどものためのアルバム」を作っていますが、この「子供の情景」は子供用ではなく、大人が子供の頃の思い出を回想するために作られた曲集で、難易度は高くなっています。
私は、今回紹介する「トロイメライ」と第1曲目の「知らない国々」しか弾いたことが無いのですが、非常に美しい曲集ですので興味のある方は是非聴いてみて下さい。
楽譜
全音楽譜出版社から「子供の情景」がまとめて出ており、990円で購入できます。
トロイメライ以外も弾きたい方は是非!
また、トロイメライ1曲だけで良いよと言う方は、ヤマハのぷりんと楽譜から360円で購入できます。
トロイメライ / ぷりんと楽譜
難易度
2(10段階)
非常にゆったりした曲で簡単そうに聴こえますが、和音が多いのに加え、スラーで音を繋げる場所が多分にあるため指遣いがとても大事になります。
私が特に苦戦したところは、7小節目の左手「ド、ラ」を「2、4」の指遣いで弾く箇所。
「2、4」で弾かないと次の「シ、ソ」の「3、5」に繋がらないのですが、「2、4」って地味に弾き辛いんですよね。。。
また、楽譜をややこしくしているのが「タイ」の存在。
12小節目の赤四角ですが、左手は2音ともタイ、右手は「レ」がタイ。
こういった楽譜の細かい分析が必要になります(私はガツガツ楽譜に気付いたことを書き込んでます!)
そして、手の大きさも求められるのがトロイメライ!
22小節目に右手・左手共に10度のフェルマータ付き和音!
右手は「ファ・ソ」を親指で一気に押せるので何とかなりますが、左手は届かない人も多いと思うので、無理せずアルペジオ等で対応しましょう。
YouTube演奏動画
②トロイメライ聴き比べ
「アルフレッド・ブレンデル」「クララ・ハスキル」「ラドゥ・ループ」「マルタ・アルゲリッチ」「ウラディーミル・ホロヴィッツ」5名の偉大なピアニストが弾くトロイメライを聴き比べることができます!
③フジコ・ヘミングのトロイメライ
YouTubeで調べると色んなピアニストのトロイメライを聴くことが出来まして、改めて皆に愛された名曲だと感じました♪
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