こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはショパン作曲の「子犬のワルツ」です。
誰もが一度は耳にしたことがある名曲であり、ピアノ初心者の憧れの1曲と言っても過言ではないのでしょうか?
ショパンの恋人だったフランスの作家ジョルジュ・サンドから、「愛犬がしっぽを追いかけてグルグル回る様子を音楽で表現して欲しい」と頼まれて作曲したと言われています。
その様子がまさにばっちり表現されていて、聴いていると頭の中でその様子が浮かんでくるようですよね♪流石はショパン様!!笑
(ちなみにジョルジュ・サンドはめちゃくちゃモテたようで、超肉食系女子だったようです笑)
海外では「Minute Waltz (小さなワルツ)」の愛称を持っています。「1分間のワルツ」とも訳せますが、速い人でも演奏に2分弱はかかるので、「1分間」というより「小さな」という訳の方が適しているでしょうね♪
他にも子犬のワルツと言えば、「ピアノの森」でカイが「ベートーヴェンもモーツァルトも弾けるのに、この曲だけは弾けないんだ!」と言って、阿字野にレッスンをつけてもらうシーンが個人的には思い出されます笑
基礎練習を全くしてこなかったカイがひたすら基礎練習(ハノン的な)だけをするように言われるんですよね!
するとあら不思議!自分でも驚くほどスラスラ弾けるようになってる!って話だったと思います笑
現実はそう上手くいかないと思いますが、軽やかな指の動きが求められるこの曲は、ゆっくり弾いたり、スタッカートで弾いたり、リズムを変えて弾いたり…とコツコツ練習するのが求められます。
しかし、繰り返しがとても多いので、最初の1ページが弾けるようになれば後は流れでできると思うので、1ページの我慢です!!
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】 フレデリック・ショパン (Fryderyk Franciszek Chopin)
【調】変ニ長調(シ・ミ・ラ・レ・ソ♭)
【指定速度】Molto vivace(非常に速く)
【拍子】3/4拍子
【音楽用語】①leggiero(軽く優美に) ②cresc. poco(少しずつ強く) ③sostenuto(音の長さを保って) ④dolce(甘く) ⑤poco rit.(だんだん遅く) ⑥a tempo(元の速度で)
無料楽譜
※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます
全音ピアノピースの楽譜はこちら(PP-035)↓
難易度
3(10段階) ※全音ピアノピース:C
この曲の肝はずばり「右手の軽やかさ」です。
しかし、恐れることはありません。実はこの曲、ゆっくり弾く分にはそんなに難しくありません!
右手は八分音符で絶え間なく流れていますが、和音は一切ないです。
また、左手は和音がありますが、四分音符で右手に比べるとゆっくりです。
そして何より、繰り返しが多い!
冒頭にも述べましたが、最初の1ページさへ弾ければなんとかなるので、ゆっくり弾いたり、スタッカートで弾いたり、リズムを変えて弾いたりとコツコツ練習するのが重要です!
難所①冒頭4小節右手
この曲の主題となる旋律。
冒頭に力んでしまうと、このフレーズの繰り返しに指がつっかえてしまいます。
ミスすると目立つので、焦らず弾くことと、つっかえないように繰り返しの練習が必要です。
難所②70-73小節目のトリル祭り
4小節にわたる「♭ラ♭シ♭ラ♭シ♭ラ♭シ・・・」のトリル祭り。
一体何回「♭ラ♭シ」を弾けば良いのか?思う方もいらっしゃると思います。
トリルを32分音符とすると、1小節あたり「♭ラ♭シ」が12セット。
つまり、4小節あるので12×4=48セット「♭ラ♭シ」を弾くということになります!!!!ヤバイ!!
私は48セット数えることができないので、なんとなくノリで弾いてます笑
難所③122-124小節目 ファからの駆け下り
音符が小さくなり、いっぱい並んでると弾きたくなくなりますが、身構える必要はありません。
見た目のイカつさに反して1小節に音が8個入っているだけなので、8分音符より少し速いってイメージです。
左手の和音は4音目の♭シ(赤○2個目)に合わせると良いです。
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