いつもお世話になっております。じゃむと申します。
今回ご紹介するのはオースティン作曲の「アルプスの鐘」
オースティン(エステン)と言えば、「お人形の夢と目ざめ」や「アルプスの夕映え」など、良くピアノの発表会などで弾かれる美しく華やかな曲を作曲していることで有名ですが、今回の「アルプスの鐘」も美しく、かつ壮大でおススメの1曲。
知名度こそ2曲より劣るかもしれませんが、私は個人的にこの曲が一番好きです。
さて、皆さんはアルプスの鐘と言われると、どんな「鐘」をイメージされますか?
私は、大自然の山々に響き渡る重厚な鐘を想像しましたが、曲を弾いてみると少し違いそう笑(画像はアルプス山脈のマッターホルン「スイス・エクスプレス」より)
私がこの曲で一番好きなフレーズは37~44小節の”con fuoco”部分なのですが、これも鐘のイメージなんですかね?解釈が分かってないのですが、カッコいいメロディーです笑
その前までの可愛げな音とは打って変わって、荒々しいメロディーで、ギャップが激しいですが、それもこの曲の面白いところ。
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】 エステン (Theodor Oesten )
【調】ハ長調
【指定速度】Moderato(中くらいの速さで)
【拍子】3/4拍子
【音楽用語】①m.d.(右手で、main droite) ②dolce(甘く) ③m.s.(左手で、mano sinistra) ④Glöckchen(鐘) ⑤il canto marc.(歌をはっきりと) ⑥con fouco(燃えるように) ⑦dim.e riten.(だんだん弱く、だんだん遅く) ⑧a tempo(元の速さで) ⑨dolciss.(最高に甘く)
無料楽譜
※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます
全音ピアノピースの楽譜はこちら(PP-041)↓
難易度
3(10段階) ※全音ピアノピース:B
楽譜にすると4ページ(繰り返しを弾いて約4分30)と、決して長い曲ではないのですが、メロディーの変化が多く、難しいです。
難所①:13小節目の右手アルペジオ
シンプルに上から下に降りているだけに見えますが、音を外しやすい構成になっています。
指遣いは「3,4,3,2,1…」か「4,5,4,2,1…」が良いと思いますが、形を手に覚えこませるように反復練習を行う事必須。
難所②:79-80小節の右手装飾音符
個人的に苦手なだけかもしれませんが、謎の弾き辛さ笑
オクターブとかだったら弾きやすいのかもしれませんが、なんか絶妙な距離感があってここも外しやすい。
YouTube演奏動画
練習中・・・
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