【解説・無料楽譜】メヌエット ト長調 (Menuet G dur) / クリスティアン・ペツォルト (Christian Petzold)

ピアノ名曲110選-GRADE A

こんにちは、じゃむです!

今回ご紹介するのはクリスティアン・ペツォルトの「メヌエット ト長調」です。

誰もが知っている超名曲であり、作曲者はバッハ・・・と言われていたのですが、近年の研究で作曲者はバッハでは無く「クリスティアン・ペツォルト」であることが分かっています。

なぜバッハに間違えられてしまったかというと

「アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帖」

というバッハの曲集に収録されていたからというのが濃厚です。

研究が進んで作曲者の間違えが判明することは良くあることですが、酷いものになると、曲を売るためにわざと有名作曲家の名前を使うこともあったようです。(ベートーヴェンの「さらばピアノよ」とか)

そもそも200年、300年前の作曲者が分かるということ自体が凄いことですよね!

作曲者が誰であれ、素晴らしい曲は素晴らしい♪

このメヌエット ト長調は簡単に弾けるうえに美しいメロディーで、超おススメです!

それでは、曲の概要に移りましょう!

曲の概要

【作曲者】クリスティアン・ペツォルト (Christian Petzold)

【調】ト長調

【指定速度】特に無し

【拍子】3/4拍子

【音楽用語】

(モルデント)→「ド」にモルデントが付いていたら「ド・シ・ド」

(プラルトリラー)→「ド」にプラルトリラーが付いていたら「ド・レ・ド」

無料楽譜

メヌエット ト長調 / 無料楽譜

※「クラシックピアノ名曲110」様のページに飛びます

全音から出ているバッハ小品集の1曲目にも収録されています

小品集に含まれている曲を見ると、「BWV ○○○」「BWV Anh.○○○」の2パターンが書かれていますね。
BWVとは
Bach Werke Verzeichnis(バッハ・ヴェルケ・フェアツァイヒニス)の略で、「バッハ作品主題目録番号」のこと
また、Anh.とは
Anhang(アンハング)の略で、「追加」や「偽作」の意味があります
ちなみに今回の「メヌエット ト長調」は「BWV Anh.114」です。
BWV Anh.で書かれている作品はバッハ作ではないことが濃厚となります。
ヤマハのぷりんと楽譜からも購入できます(360円)↓

難易度

1(10段階)

冒頭に書いた通り、この曲は非常に簡単です!

しかも、メロディーが美しい&有名曲ということもあり、ピアノ初心者には超おススメ!

音楽記号のモルデントとプラルトリラーに気を付ければあとは反復練習することで問題なく弾けるようになるでしょう。

【モルデント】

【プラルトリラー】

YouTube演奏動画

サラリーマン30歳から始める趣味ピアノ

yoshinonさん

モルデント・プレトリラーが無いver.の演奏だと思ったら、繰り返しのときにしっかり入れてらっしゃいます。そういうのも聞かせ方としてアリだなと思いました。

recordsjpさん

水野直子さん

チェンバロver.です。バッハの時代はピアノは無くて、チェンバロで弾いてたみたいなので、それを再現するとこういう感じに聴こえる訳ですね。

ピアノで弾くのとはまた雰囲気が変わって良いです♪

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