こんにちは、じゃむです!
今回ご紹介するのはベートーヴェン作曲の「エコセーズ」です。
エコセーズとは、18世紀末~19世紀初めにかけてフランスやイングランドで流行したスコットランドのフォークダンスのこと。
ベートーヴェンのほかにもショパンやシューベルトもエコセーズの曲を書いており、どれも明るく軽やかな曲になっています。
(ショパンのエコセーズ↓)
ちなみに、この曲は「6つのエコセーズ」とも呼ばれており、まさに短い6曲をつなぎ合わせた構成になっています。
短い6曲に1~6の番号を付けると並び順は、
1→2→1→3→1→4→1→5→1→6→1
となっており、1のテーマは曲と曲の繋ぎの役割を担っているため、計6回も出てきます。
頻繁に出てくる1のテーマこれ↓
最初は弾き辛くて苦戦すると思いますが、なんせ6回も出てくるので、弾いているうちに自然になれます笑
この曲は他の5つのテーマをいかに攻略するかがカギとなります。
それでは、曲の概要に移りましょう!
曲の概要
【作曲者】ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven)
【調】変ホ長調
【指定速度】Lebhaft und leicht (活き活きとそして軽やかに)
【拍子】2/4拍子
【音楽用語】①dim.(だんだん弱く) ②legg.(軽やかに) ③poco allarg.(だんだん強く、遅く) ④molto(きわめて) ⑤a tempo (元の速さで) ⑥espr.(表情豊かに) ⑦poco rit.(だんだん遅く) ⑧risoluto(決然と) ⑨con grazia(優雅に) ⑩subito(すぐに) ⑪non legato(やや音を切って)
各テーマごとに細かく指示が書いてあり、ベートーヴェンの思いが伝わります。
無料楽譜
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難易度
3(10段階)
この曲は1曲で6曲演奏しているようなもの(それは言い過ぎ!?笑)なので、骨が折れます。
せめてもの救いが、一番弾き辛いテーマが何度も繰り返し出てくるので、嫌でも慣れるという点でしょうか。
難所①17小節目~の左手(繰り返し出てくるテーマ)
左手の跳躍が慣れるまで大変です。
しかし分析するとオクターブ弾いて1音上がり、オクターブ弾いて1音上がり・・・の繰り返しです。
ノッてくると結構楽しかったり笑
難所②37小節目、ターン
2番目のテーマにはターンが2回入ります。
2回とも「シ・ド・シ・ラ・シ・ド・シ」
ゆっくり弾けばなんてことありませんが、サラッと入れるのが難しいんですよねぇ~
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